奈良「超国宝展」の見どころ:205.4.19-6.15日まで

奈良で開催中の「超国宝」にいってきました。
※展示品は期間によって違います。
公式HPでチェックしてからがお勧めです。
2025年4月12日(土) ~ 2025年6月15日(日)
【休館日】毎週月曜日(ただし5月5日は開館)
国宝指定物件 **112件**(全146件中80%超)
重要文化財 **68件**
総展示点数 **180件**(仏教美術・工芸品・古文書など)
**会場**
**奈良国立博物館 東新館・西新館全館**
〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50
TEL: 050-5542-8600(ハローダイヤル)
**入場料金**当日
一般:2200円
高大学生:1,500円
小学生以下:無料
岡田准一さんの音声ガイドも楽しみの一つ

俳優の岡田准一さんが、時代を超えて守り伝えられた国宝の見どころ、そこに込められた祈りをひも解きます。また、より親しみやすく作品を知ることができる、「裏ガイド」も。
- 日本語版ナビゲーター:岡田准一さん
- 日本語版解説ナレーター:恒松あゆみさん
- 特別出演:奈良国立博物館 美術室長 岩井共二
- 貸出料金:1人1台 650円(税込)
※アプリ配信はなかったです。 - 対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語
音声ガイド使用の注意点
順路は赤丸①の第1会場からです。
なぜか皆さん入り口から左の第2会場に行ってしまわれるんですね。。
また音声ガイドは全ての展示品にあるわけではありません。
ガイドリストにある番号=展示品番号ではありません。
展示品の案内板に緑の字で「音声・・番」と書いてあるものだけ、音声ガイドが
流れます。音声ガイドマークのある展示品を鑑賞するときに、その番号を操作して
音声ガイドを楽しみます。

岡田さんの解説はご自身が体を鍛えておられるので、仏像の佇まいを筋肉目線で解説されているところが、新鮮でした。わかりやすいです。
個人的に推す、これだけは見たい展示
①観音菩薩立像「百済観音」(くだらかんのん)

会場限定販売のポストカードです。
名称: 百済観音
時代: 飛鳥時代(7世紀後半)
所蔵: 法隆寺(奈良)
像高: 約209.4cm(日本最古の木造観音像)
細身の優美なプロポーションで頭部が小さく、胴が長い「飛鳥美人」のスタイルです。
天衣(てんね)が流れるような曲線美で謎に包まれた微笑みアルカイックスマイル(古代的微笑)で「日本のモナリザ」と称されるのも納得です。眉間に白毫(びゃくごう)の穴があります。実物を目の前で見ると、1400年の時を超えた仏師の技量に圧倒されます。

光背(こうはい)と台座が完全な状態で展示されています。ガラスケースはなく、直接観音様の光背(こうはい)を見ることができます。
光背を支える支柱は竹を模して作られています。その節は竹皮が表現されています。
②天燈鬼(てんとうき)・龍燈鬼(りゅうとうき)立像※5月18日まで。

会場限定販売のポストカードです
奈良・興福寺にある像として知られるユニークな存在です。
寺院の灯籠(とうろう)を支える「鬼」の姿をした守護神で、制作時期は 鎌倉時代
(運慶の子・康弁による作と伝われています)
興福寺 北円堂(国宝)の須弥壇四方を守る四天王像の一部です。
[🔥] 頭上で火の玉を掲げ、炎を灯す役割。筋肉質で力強い姿。
[🐉] 龍の頭部のような角を持ち、龍の力を象徴。灯籠の支柱を支える。
「燈=灯り」を司る鬼で仏教の守護神として「邪気を払い、灯りで人々を導く」意味が込められています。鬼のイメージとは異なり、愛嬌のある表情が現代人にも親しまれています。

なんともユーモラスで可愛らしい。背面も見れるので筋肉が素晴らしい!
阿吽の呼吸ですね。。
長くなってしまったので、②に続きます。