アマビエの御朱印で収束を願う。奈良の縁結び神社で授与しました。

アマビエ様にウイルス終息祈願

江戸時代の妖怪「アマビエ」様とは？

疫病がはやったら、「アマビエ」を写して人に見せなさい――。新型ウイルスが感染拡大するなか、江戸時代の妖怪にまつわる言い伝えがインターネットで話題になってますね。

いまやお菓子になったりネットで話題の妖怪「アマビエ様」。

言い伝えが登場したのは、江戸後期（19世紀中ごろ）。肥後の国（熊本）の海に夜な夜な光る半人半魚のアマビエが現れ、「これから6年間は豊作だが、病気がはやる。しかし、私の姿を写して人に見せると病気から逃れることができるから、写して人に見せなさい」と言って消えた、という。京都大付属図書館には、アマビエが描かれた瓦版の原資料が残っている。こういった疫病封じの妖怪は、ほかにもアマビコや神社姫といったものがあるといいます。

流行り病がでたら対策のためにわたしの姿を描いて人々にみせるように』と言った妖怪アマビエ

新型コロナウイルスの感染が終息することを祈願して、ネット上に次々にアマビエのイラストが投稿されるのもよく見られるようになりました。

元となった瓦版のイラストからイマジネーションを広げて、思い思いのアマビエが描くことで、新型ウイルスの沈静化を祈っているようです。

感染の終息を願って現在も投稿が増え続けています。

妖怪「アマビエ」を描いた御朱印が人気

内各地の神社でも妖怪「アマビエ」を描いた御朱印が人気です。

私も直接行けるところはお参りしたり、ネットで取り寄せ可能な御朱印は取り寄せしました。

奈良県田原本町の村屋神社のアマビエ様御朱印

奈良県田原本町蔵堂の村屋神社では、5月6日に完成したアマビエの御朱印を禰宜(ねぎ)の守屋裕史さん(53)がSNSにアップ。画像を見た人が次々と参拝に訪れるようになったそう。

お参りしました。マスク着用は必須です！

縁結びの神様としても有名な村屋神社とは？

「延喜式」神名帳式下郡に村屋坐弥冨都比賣神社・村屋神社・久須須美神社・服部神社が記載されており、天武天皇元年（６７３）壬申の乱のときに「村屋神」が22代当主　室屋喜久麿にのりうつって「わが杜の中を敵が来る。社の中つ道を防げ」と大海人皇子方の大伴連吹負将軍に軍備に対する助言をし見事勝利に導いた。この功績によって神社として初めて位階を皇室（天武天皇）から賜ったと日本書紀に記されています。

その後も何度か位を賜り現在正一位森屋大明神の呼称が残っています。

ご祭神は三穂津姫（みほつひめ）と大物主（おおものぬし）さま。

村屋坐弥冨都比売神社（むらやにいますみふつひめじんじゃ）は大物主（おおものぬし）と三穂津姫（みほつひめ）の夫婦神を祭る「縁結びの神」「内助の功の神」で知られます。

大神神社（おおみわじんじゃ）の妃神（きさきがみ）を祀っていることから大神神社の別宮とも称され、大神神社と合わせてお詣りされるとさらにご利益が増すといわれております。

また、イチイガシが群生する照葉樹林の樹そうは植物学上極めて貴重なもので、県の天然記念物にも指定されています。

三穂津姫命（ミホツヒメ）は、高皇産霊命（タカミムスビノミコト）の姫神で大物主命（オオモノヌシノミコト）が国譲りをされた時その功に報いるためと大物主命の二心のないようにという願いから、自分の娘を贈られたという神話に出てくる神です。またその時に高天原から3本の稲穂を持って降りられ、稲作を中津国に広め国を豊かにした『内助の功』にあたる神でもあります。
これらの故事等から縁結びの神、家内安全の神、商売繁盛の神として信仰され、大物主命は大神神社の祭神で、その妃神（キサキカミ）を祭っていることから、大神神社の別宮とも称せられています。

大神神社（夫神）と村屋神社（妻神）を両方お参りすることでいっそう利益が得られると謂われています。